日本矯正歯科学会・認定医を目指している方へ - 院長ブログ

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2011/06/16
日本矯正歯科学会・認定医を目指している方へ

当院では日本矯正歯科学会の認定医の取得を考えている先生からの相談を
受け付けています。
取得を考えている先生は、認定医取得が、かなり難しいことを、
良く分かっていると思いますし、
大学の矯正科は認定医の取得に、何の協力もしてくれないと
私自信、とても強く感じてきたことでもあります。

認定医の取得は、自分自身の努力で取得するしかないのです。

自分自身が苦労してきた経験から
日本矯正歯科学会・認定医の取得に関して、今回はたくさん書きますので、
認定医取得を目指す若手歯科医師の方はぜひ読んで、参考にしてください。

そう、さいとう矯正歯科クリニックでは
2009年に院長の斎藤伸雄が、
あの「専門医審査」並みに難しいと言われている
「認定医・臨床研修修了程度検定審査」に合格。
翌年、2010年には歯科医師の門松須賀子が
「認定医・臨床研修修了程度検定審査」に
さらに同年には、私が「日本矯正歯科学会専門医審査」に合格と、
難しい審査に立て続けに合格しています。
これは、はっきりいって自慢できることです。

こんなことを書けば、ここの院長は、
「審査を合格する秘訣や裏技を知ってるに違いない。」と思われた方もいるでしょう。
もちろん秘訣も裏技もなく、日々真面目な治療を行っているだけです。

日々真面目な治療と言われても、「???」となってしまわないように
具体的なことをお話しましょう。

真面目な治療とは、しっかりとした診療体制のある歯科医院での治療です。
それは矯正専門医とか一般歯科医院とかは関係ありません。
自分が、しっかりと毎日出勤し、十分な時間と熱意を持って診療出来るのを、
しっかりとした診療体制といいます。
月に一回の出稼ぎ診療で、お金のためだけに働くようにはなって欲しくないのです。
非常勤矯正歯科医の給料は、驚くほど高給なのは知っていますし、
そんな甘い時代が、今後も続くとは思えません。
大学卒業後に、多くのお金を出してまで習得してきた矯正治療技術を
最大限発揮できる歯科医院で働くべきです。
ですから就職先の歯科医院を選ぶのが、最も重要なポイントです。


次に、しっかりとしたDATAを保存しておくことです。
顔写真・口腔内写真はもちろん、パントモやセファロもです。
アナログのものは、必ずデジタルのDATAとして保存しましょう。
そして当たり前すぎることですが、
そのような「当たり前の基準以下」の治療をしないことです。
写真撮影もない、セファロ分析なしなどという矯正治療を行うと、
他のどんな治療でも、そのような基準で仕事をするようになってしまいます。
それでは認定医なんて、夢のまた夢ででしょう。


写真やレントゲンの画質も審査されますので、
撮影出来ていればいいという基準ではなく、
今できる技術で、最高の写真撮影、レントゲン撮影を行ってください。


そして審査で最も重要なのがフィニッシュ模型の仕上がりです。
さいとう矯正歯科クリニックでは、矯正治療中に何度もチェック印象を行い、
ブラケット・ポジションの修正や、咬合の緊密性を確認していきます。
そうすることにより自分も含め、勤務の歯科医師の技術が上がっていくからです。
ですけど、このようなことを思われる先生もいらっしゃるでしょう。
我々・矯正歯科医が治療を行っていると、
「もう満足だから早く装置を外して欲しい」と言われてしまう。
確かに私も何度も言われてきました。
しかし、単に患者さんの満足を追求するだけではなく、
患者さんには分からない細部にまで渡って
細かく歯を並べていくことが重要です。
そのためには、患者さんとの信頼関係を作ることも大切でしょう。


お金を稼ぐことが唯一の目的ではなく、自分の仕事にプライドを持って、
あくまでも治療の良さにこだわって、真面目に治療を行っていれば、
誰にでも取得のチャンスはあります。
「そんなのは当たり前だし、分かってる!」という先生がほとんどかと思います。


でも認定医取得だけが目的で、働くのは危険です。
それだけが目的だと、認定医は取得できても、
いざ矯正歯科医として独立してから、
「患者さんが来ない」「スタッフがついてこない」歯科医師になってしまいます。
勤務する歯科医院では「患者さんのために治療をしている」ということ、
働いている歯科医院のために治療をしている」ことを、決して忘れないでください。


日本矯正歯科学会認定医取得で、最も難しいと思うことは
日本矯正歯科学会が認定する臨床研修機関に就職するということでしょう。
私は臨床研修期間での勤務歴がなかったために、
「認定医・臨床研修修了程度検定審査」という難しい審査を受け
なんとか合格することが出来ました。
この審査も、残念ながらあと3年しか予定されていません。
今から認定医を目指すには、大学矯正科での研修を続けるか
「日本矯正歯科学会・臨床研修機関」の認定を受けた歯科医院へ
就職するしかないのです。

しかし極端に数が少ないのが現状ですし、不況のせいか募集も少ないです。


さいとう矯正歯科クリニックでは、
やる気のある歯科医師に日本矯正歯科学会認定医を取得していただくために、
「日本矯正歯科学会・臨床研修機関」の申請を行っています。
無事認定されれば、平成24年度から
さいとう矯正歯科クリニックで認定医取得のための研修が可能となります。


そして、非常に残念なことに
現在さいとう矯正歯科クリニックでは歯科医師の募集はしておりません。
もちろん将来的には、募集する可能性はありますので、
さいとう矯正歯科クリニックに勤務のご希望の方は、
見学に来ていただいて、我々と積極的にかかわるようにしてください。


正直、さいとう矯正歯科クリニックに勤務するには
運やタイミングなども係わっていると思いますが、
前回採用した歯科医師の福田紀子は、
採用の枠が空くまで、週に一回程度、
さいとう矯正歯科クリニックに来て勉強していました。


私も20年前には、大学病院矯正科で研修期間中でした。
矯正専門開業医での就職を希望していたため、
毎週土曜日や大学矯正科での研修が終わってから、
矯正専門の歯科医院で、無給で働いていました。


このようにして、最も難しいのが
日本矯正歯科学会が認定する臨床研修施設に就職することですが
貪欲な姿勢を見せることによって、
道は開けてくるものと思います。


認定医を取得するのに、もう一つの壁は、
筆頭論文を書くということです。
これは出来れば大学矯正科の常勤研修中に、
一緒に論文を書いてくれる指導医を探すことです。


また当院で症例報告などの簡単な論文を書くことができますが
確実に、また完璧な論文の執筆をご希望の場合は、
論文の作成を得意としている先生を紹介させていただきます。


認定医審査では、10症例の提出が必要です。
この症例報告は、連続で2回の「認定医・臨床研修修了程度検定審査」合格と
「日本矯正歯科学会専門医審査」に1回で合格してきましたので、
はっきりいって自信があります。
症例報告の書き方や、写真の印刷方法などは
認定医を目指している先生なら誰でも、ご指導させていただきたいと思っています。


とりあえず、就職は難しいと思うので、
認定医の取得方法などは、詳しく説明させていただきます。
ご希望の方は歯科医師のみですが、遠慮せず連絡してください。


また認定医の取得方法や、治療テクニック以外にも、
診療後には、私と一杯やりながら、
医院開業のノウハウなどもお話させていただきます。

このブログを読んで、燃えてきた先生は
この曲を聞きながら、もう一度読んでください。

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