矯正歯科の豆知識

矯正歯科の豆知識

2014/09/05
鼻呼吸と口呼吸について

人は鼻から呼吸をすることで、空気中のホコリや細菌などの異物を、副鼻腔の機能により除去しています。
鼻から呼吸することを鼻呼吸(びこきゅう)といいます。
口呼吸(こうこきゅう)とは、鼻で呼吸することができないため、口で呼吸をしている状態をいいます。
鼻呼吸に比べて口呼吸を続けていると、ホコリや細菌により風邪をひきやすくなります。
お口の中は乾燥し、自浄作用(唾液による洗浄効果)が低下し、歯肉が腫れやすくなります。
他にも、朝起きると喉が痛い、唇が荒れる、口臭がする、などのさまざまな症状が現れる場合があります。
また、いつも口をポカーンと開けていると、外見的にも良くないでしょう。

口呼吸の原因は
①アデノイド(咽頭扁桃肥大)や口蓋扁桃の肥大、アレルギー性鼻炎、蓄膿症などによるもの(鼻がつまるので鼻呼吸が不可能になる)
②上顎前突(出っ歯)などの歯並びによるもの(歯が前に出ているため唇が閉じづらい)
③鼻咽頭疾患はないが、幼い頃から習慣的に口呼吸を継続しているもの

口呼吸をしていると、口をポカーンと開け、唇を閉じる力が弱くなってしまいます。
また、舌も力なく横に平べったくなりやすいです。
そのため、上顎前突になったり、すきっ歯になることがあります。
鼻咽頭疾患がない場合は、矯正治療で歯並びを整え、鼻呼吸の習慣を付けるトレーニングをすれば改善が可能です。
しかし、鼻咽頭疾患が原因の口呼吸の場合、トレーニングだけで口呼吸を改善することが難しく、耳鼻咽喉科への受診をおすすめします。

歯科衛生士 高橋愛子

2014/08/21
矯正治療と歯磨き

「矯正治療中は歯磨きが大変!」とよく耳にしますが、まさにその通りです!
矯正治療中だけではなく、矯正治療前や矯正装置を外した後の歯磨きもとっても大切なんです。
詳しくお話しすると・・・

●矯正治療前
 矯正装置をつけるとお口の中が非常に磨きにくくなってしまい、磨き残しが出来やすくなります。
装置をつける前に歯科医師や歯科衛生士のアドバイスを参考にご自身の歯並びに合った磨き方を身につけると同時に、磨き残しになりやすい部分や虫歯になりやすい部分を把握した上で毎日の歯磨きを心掛けて下さい。

●矯正治療中
磨きにくくなる事によって、お口の中の虫歯菌が治療前の約3倍に増加するといわれています。
歯ブラシを何本か使い分けてワイヤーの下や装置の周りを念入りに磨く必要があります。
また、食べ物がつまったり絡まりやすいので、食後は簡単にでも歯磨きをする時間を設けて、つまったものを取り除く必要があります。
歯磨き後にフッ素のジェルなどを活用して虫歯になりにくくしていくのもおすすめです!

●矯正治療後
 治療中に増加した虫歯菌は装置を外しても、しばらくは増えたままの状態です。
装置が外れて磨きやすくなったからといって、歯磨きをおろそかにするとせっかくきれいに並んだ歯に虫歯が...という残念な事になってしまいます。
きれいな歯を保つためにも念入りなブラッシングを続けて頂きたいと思います。

歯科衛生士 後藤えり

2014/08/01
なぜ虫歯になるの?

虫歯は一回穴になると元に戻らない病気です。

ではどうして穴が開いてしまうのでしょう??
虫歯菌のエサはお砂糖です。歯の表面に残っているお砂糖を食べます。
お砂糖を食べた虫歯菌はネバネバした白いカス(プラークまたは歯垢)と、酸を作ります。

歯の表面はエナメルという身体の組織の中で最も硬い組織で覆われています。しかし、長い時間「酸」にさらされたままでいると徐々にエナメルが溶かされて、そのうち穴になってしまいます。

しかし「虫歯菌」というのは生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には全く存在しません。風邪やインフルエンザと同じですでに菌を持っている人からうつる「感染症」なのです。
ただ虫歯菌が存在するだけでは「虫歯」という病気は発症しません。
虫歯菌が存在する上にお砂糖を飲食する習慣や歯磨きをする習慣の3つが絡み合って初めて発症します。

 虫歯菌はどこからやってくるのでしょう??

 お口の細菌は唾液に混じっていて唾液を介して虫歯菌は移動します。
唾液は無色透明できれいに見えますが1ml中に1億個もの細菌を含んでいます!!
この唾液が赤ちゃんの食事の際にお箸・スプーンを共有したり、口付けしたり、顔を近づけて会話をするなど、ごくありふれた日常のスキンシップの中で感染の可能性があります。

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 3つの要素が重なり合う時間や面積をできるだけ少なくすることで虫歯になるリスクを下げることができます。
虫歯になる原因は人それぞれです。それぞれに合った予防法を見つけましょう!
                        横浜在住 歯科医師 保田紀子

2014/07/24
セカンドオピニオンでの注意点

矯正治療がある程度進んだ途中に、本当にこの治療で大丈夫なのかを確認するために 他の歯科医院でセカンドオピニオンを受ける場合があります。 多くの場合、担当医との信頼関係が崩れているために 他の歯科医院で矯正治療を受けたいという希望があるからでしょう。 セカンドオピニオンを受ける前に、担当の歯科医師に対して、不安を感じている点などの率直な質問をするようにしてください。 多くはちょっとした誤解から不安を感じてしまうので、 セカンドオピニオンを受ける前に、不安が解消できるのが最善と言えます。 ご納得できる回答がなければセカンドオピニオンを受けるのも一つの解決方法です。 ここで一番注意しなければならないのが 信頼できる歯科医師にセカンドオピニオンを聞くのということです。 言われるまでもないですよね。 ここで信頼できる歯科医師とは、矯正治療の経験が豊富ということです。 多くの経験から、「出来ること」「出来ないこと」を説明してもらえます。 経験があると、どのようなことを患者さんが不安に感じているのか、理解できていますので 分かりやすく説明してくれるでしょう。 私も1年に数回セカンドオピニオンを聞かれる場合があります。 安直な発言は、担当医と患者さんの信頼関係を破壊して、患者さんにとって大きな損失になってしまうことがありますので、慎重に考えながら説明をしています。 最も重要なのは、担当医と患者さんの信頼関係を修復することです。 ですから今までの治療に関して、批判的な意見を言うことは、まずありません。 私にセカンドオピニオンを依頼されても、批判的な発言をしないことに不満を感じる患者さんもいますが、 患者さんにとって、矯正治療を受ける歯科医院を代えるのは、経済的な面からも、患者さんには不利益なことだと考えているからです。 信頼できる先生は、安直に担当医の批判をしないでしょうし、前担当医の悪口を言う医師であれば、私は信頼しません。 しかし前当医と患者さんの信頼関係をあえて破壊して、自分を優秀な歯科医師と表現する場合も多いのが、悲しい現実です。 セカンドオピニオンを受ける上で、一番してはならないことは、矯正治療が出来ない歯科医師に意見を聞くことです。 セカンドオピニオンを発言するからには、発言した内容の治療を自分が責任を持って治療を行うのが当然です。 自分ができもしない治療なのに、担当医を批判して患者さんに不利益を与えてしまうのは 歯科医師としてではなく、人間的にも信頼できません。 もしセカンドオピニオンを聞く機会がありましたら、その歯科医師が治療を引き継ぐ能力があるかどうか必ず見極めてください。 この見極めのために、歯科医師が日本矯正歯科学会認定医や専門医を取得しているかどうか、一つの目安として考えてください。 院長 斎藤伸雄

2014/07/17
矯正治療後の後戻り

矯正治療で歯並びを綺麗に治療した後に、歯並びが戻ることがあります。
歯並びがもとに戻ってしまうことを「後戻り」といいます。
後戻りを防ぐために、矯正治療後には、リテーナーという取り外しのできる装置を使います。
リテーナーを使う期間は、矯正治療を担当する歯科医師によって違いはありますが
2~3年間くらいが平均的な期間かと思います。
3年間リテーナーを使えば、もう後戻りしないかというと
残念ながら、後戻りすることはあります。
完全に元の歯並びまで戻ることはありませんが、
完全にまっすぐに並んだ歯並びは
わずかに後戻りをするだけで、とても気になってしまうことがあります。
ですから、なるべく良い状態を維持するためには
なるべく長い期間リテーナーを使い続けることをお勧めします。
どんなに優秀な歯科医師が治療をしたとしても
絶対に後戻りを防ぐことはできません。
ですから矯正治療をするからには、後戻りはするということを確実に知っておいて欲しいと思います。
矯正治療を始める歯科医院でも、後戻りのことを確実に説明してもらえる歯科医院であれば信頼できます。
もし矯正治療を始めようと思っている歯科医院で、後戻りの説明がないようであれば、
必ず「後戻りを防ぐ方法は?」
「後戻りが起こったら、どのようにすればいいのか」
などの質問するようにしてください。

矯正治療を基礎から勉強している歯科医師であれば、必ず後戻りに関しても説明があるはずです。
矯正治療は、治療中だけでなく治療後のことも考慮して、歯科医院を選ぶようにしましょう。
院長 斎藤伸雄

2014/07/02
歯が黄色いのはなぜ?

歯の色が黄色いのが気になるという方は多いです。 それではなぜ歯は黄色いのでしょうか? 答えは簡単で「歯は黄色い」からです。 答えになっていないと思いますので、詳しく説明すると、歯は少し黄色いのが正常な状態ということです。 さらに詳しく説明すると、歯の構造は、表面はエナメル質といって、硬くて透明に近い構造になっています。 エナメル質の内側には象牙質といって、歯の構造でもっとも大きい部分となり、象牙質はエナメル質よりやわらかく、若干黄色い色をしています。 つまり表面のエナメル質は透明に近く、象牙質が透けて見えるために、歯は黄色く見えます。 結局歯は少し黄色いのが自然な状況で、気にする必要はないといえるでしょう。 それでも歯を白くしたいと希望する方には、ホワイトニングという方法があります。 このホワイトニングは透明なエナメル質を白く濁らせることによって、象牙質の黄色を見えにくくするために、歯を白く見えるようにします。 ホワイトニングの方法は、次々と新しい方法が開発され、患者さんだけでなく歯科医師も混乱しているように思えます。 ただ、どのようなホワイトニングの方法でも、歯を完全に真っ白にするのは無理ですので、少しだけ歯の色を明るくすることができる程度と思っていてください。 正直、患者さんの期待よりも「白くならなかった」「あまり変わっていない」といわれることもありますので、ホワイトニングをする場合は、よく説明を聞くようにして、治療前後の写真を必ず撮影し、治療前後を比較するようにしましょう。           斎藤伸雄

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