矯正歯科の豆知識

矯正歯科の豆知識

2015/12/12
口腔(こうくう)習癖(しゅうへき)とは!?

みなさんは口腔(こうくう)習癖(しゅうへき)という言葉をご存じですか?

これは簡単にいうとお口の中にある癖(くせ)のことで、その中には不正咬合(正しくない歯並びや咬み合わせ)の原因になるものも多くあります。
実際に当院の患者さんの中にも、なんらかの口腔習癖を持つ方は多くいらっしゃいます。せっかく矯正治療をしても、この癖が原因で歯並びが元の状態に戻ってしまうことがあり、注意が必要です。
そこで今回は代表的な口腔習癖をいくつかご紹介します!

吸指癖(きゅうしへき)
指しゃぶりのことで、指を口の中に入れて強く吸う癖です。
2~3歳頃までは生理的なものと考えられますが4~5歳以降も継続している場合は不正咬合の原因になる可能性があり注意が必要です。
歯並びへの悪影響は、上顎前突や開咬になることがあります。

弄唇癖(ろうしんへき)
唇を咬んだり(咬唇癖(きょうしんへき))、吸ったり(吸唇癖(きゅうしんへき))する癖です。
上顎前突や開咬・反対咬合になることがあります。

弄舌癖(ろうぜつへき)
舌を咬んだり(咬舌癖(きょうぜつへき))突き出したり(舌(ぜつ)突出癖(とっしゅつへき))
する癖です。上顎前突や下顎前突、開咬の原因になることがあります。

口呼吸(こうこきゅう)
口で息をする癖です。
本来人間は鼻で息をしていますが、鼻炎やアデノイドなどで正常な鼻呼吸が妨げられると、代わりに口で息をするようになり、これが長期にわたり持続すると、上顎前突や開咬の原因になることがあります。

このような癖も適切なトレーニングを行うことで、改善することができる場合があります。
当院でも歯科衛生士が主体となり、セミナーに参加したり、関連する書籍を読んで、患者様により効果的なトレーニングをご提案できるよう、日々努力を重ねております。
「私は大丈夫かしら?」と疑問や不安を感じた方、遠慮なくスタッフまでご相談下さいね!

2015/12/02
刺激的なのが効果絶大?デンタルリンスについて②

歯科衛生士の後藤えりです。
前回はデンタルリンスの効果について説明しました。

デンタルリンスには『洗口剤』と『液体歯磨』があります。
 見分け方ですが、製品の背面をみると・・・
このデンタルリンスには、
『液体歯磨』と表示があります。
製品によって、『液体ハミガキ』や『洗口剤』の表示があります。また、表示の場所は異なる場合があります。だいたい、四角で囲ってあるので、見つけやすくなっていると思います。
ぜひ、ご確認くださいね♪
デンタルリンス.jpg
では、使用方法ですが、それぞれで使い方が異なります!

『液体歯磨』『液体ハミガキ』
歯磨き前に、適量(製品によって異なる)を口に含み、20秒ほど全体に行き渡らせ、
 液体を吐き出し、お水でうがいをせずに、そのまま歯磨きを行ってください。
その名の通り、液体の歯磨き剤としてお使い下さい。

『洗口剤』
歯磨き後、適量(製品によって異なる)を口に含み、全体に行き渡るように20秒程ブクブクうがいをして吐き出します。使用後、お水でうがいをしない方が効果的です。
また、寝ている間にお口の中の菌が増殖しやすいので、寝る前の使用がおすすめです!

辛さが苦手で使えない、という方は、ノンアルコールタイプやセンシティブをお選びいただくと、低刺激でやさしい口当たりでお使いいただけると思います。また、様々な効果やフレーバーがありますので、得たい効果やフレーバーのものを選んで、少しでも楽しく歯磨きの時間をお過ごし頂ければ嬉しいです!

2015/11/30
刺激的なのが効果絶大?デンタルリンスについて①

歯科衛生士後藤えりです。
今回は『デンタルリンス』について解説いたします!
デンタルリンスと聞くと『何それ?』と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、例に出すと、『モンダミン』や『リステリン』といったものになります。きっと、イメージが浮かんだのではないでしょうか?
たくさんのメーカーから、たくさんの種類が出ていて、どれを買おうか悩んでしまいますよね・・・
写真は代表的なデンタルリンスです。
img-rinse_ex.jpg
☆デンタルリンスを使用することによって得られる効果の一例☆
・磨き残しを殺菌し、プラークの沈着や歯肉炎・歯周病を予防する
・歯磨きだけでは届きにくいお口の中の隅々まで行きわたって、薬効成分が作用する
・寝る前に使用することで、翌朝のお口の中のねばつきが抑制される 
・さわやかな香味で口臭予防に有効

                          など・・・ 
※製品によって、薬効成分が異なるため、得られる効果は異なります。

よく患者様に『歯磨きの後にうがいをするように使うといいんですよね?』というご質問を受けます。
お答えとしては、『その製品によって、使用方法が異なります』というお返事をしています。
デンタルリンスとは総称で、『洗口剤』『液体歯磨』の2種類に分かれます。ご存じでしたでしょうか?
次回は、『洗口剤』と『液体歯磨』の2種類について、見分け方と使用方法を解説します。

2015/11/16
歯の名前

歯一つ一つに名前があるのはご存知ですか? 普段は前歯・奥歯とざっくりと区別していることと思います。 図にあるように、それぞれ名前が付いています。 真ん中から中切歯(ちゅうせっし)・側切歯(そくせっし)・犬歯(けんし) 第一小臼歯(だいいちしょうきゅうし)・第二小臼歯(だいにしょうきゅうし) 第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)・第二大臼歯(だいにしょうきゅうし) 第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)と、このような名称です。 犬歯は一般的には糸切り歯や八重歯なんて呼ばれていたり、第一大臼歯は6歳臼歯、第二大臼歯は12歳臼歯、第三大臼歯は親不知(おやしらず)や智歯(ちし)と呼ばれています。 この呼び名の方が耳馴染みのある方が多いかと思います。 歯医者さんで治療中に数字で「○番が~」など、数字を耳にすることがあると思います。 実はあれも歯のことを指しているんです! 中切歯が1番、側切歯が2番・・・、第三大臼歯が8番というふうになっています。 今後、歯科医院にお掛かりの際には注意深く聞いてみてくださいね♪ 歯の名前や番号を覚えると、治療に関しての質問が、より具体的に出来るようになります。 また歯科医師からの説明も、より理解しやすくなるでしょう。 これからは、歯科医師や歯科医院のスタッフたちが、どこの歯の話をしているか理解することが出来ますね! 歯の名前.jpg

2015/11/11
口呼吸の原因と対策

前回は口呼吸とはどのようなことかを紹介しました。
今回はその原因と予防方法を説明します。
●どうして口呼吸(こうこきゅう)をするの?
主に3つの原因が考えられます。
①鼻の病気があり鼻で呼吸ができず口呼吸をしている
②癖(くせ)で口呼吸をしている
③歯並びが原因で口を閉じることができず口呼吸をしている

●口呼吸(こうこきゅう)をするとどうなるの?
口が常に開いているため、下の顎(あご)が下がり、本来上の顎(あご)にくっついているはずの舌の位置も下がります。
そのため上の顎(あご)は狭くなり、下の前歯は舌により前に押されてます。また、食べものを飲み込む時、口の中を陰圧(いんあつ)にするため、唇を閉じる代わりに舌で上の歯と下の歯の間をふさぐため、前歯が前に押されます。その結果、上顎(じょうがく)前突(ぜんとつ)や下顎(かがく)前突(ぜんとつ)になることがあるのです。
その他にもむし歯、歯周病(ししゅうびょう)、ぜんそく、花粉症(かふんしょう)、アトピー性皮膚炎(ひふえん)、肺炎(はいえん)など様々な病気を引き起こす可能性があると言われています。

●口呼吸(こうこきゅう)を鼻呼吸(びこきゅう)に変えるためには?
①毎日一時間程、口を閉じてキシリトールガムを咬む
②食事の時は姿勢を正して口を閉じ、一口30回程両側で咬んで食べる
③唇のまわりにある口輪筋(こうりんきん)を鍛える
④鼻の病気がある場合は治療を行う、あるいは鼻に鼻孔(びこう)拡大(かくだい)のためのシールを貼り、鼻の通りをよくする

口呼吸を鼻呼吸に変える確実な方法はありませんが、地道に上記のことを意識してください。
健康は正しい呼吸からはじまります。みなさんもぜひ一度、呼吸法を見直してみて下さいね!
raku-n.jpg
ラクーンシティでは生体兵器T-Virusが蔓延していますので、写真の男性のような口呼吸は感染の危険性が高まります。

2015/11/10
口呼吸について

みなさんは鼻で呼吸をしていますか?実は自分では気付かないうちに、口で呼吸をしている人は意外と多く、ある実験では小学生の約8割が、口呼吸(こうこきゅう)をしているという結果が出たほどです。
口呼吸は歯並びを悪くするだけでなく、様々な病気を引き起こします。
まずは口呼吸のセルフチェックをしてみましょう!

1.無意識のうちに口が半開きになる   
2.前歯が出ている(上顎(じょうがく)前突(ぜんとつ)、下顎(かがく)前突(ぜんとつ))
3.下唇がぽってりとしたたらこ唇である    
4.唇がかさかさに乾燥している
5.食べものをペチャペチャと音をたてながら食べる
6.唇を閉じるとあごのとがったところに梅干ができる
実は一つでも当てはまるものがあれば要注意!口呼吸をしている可能性があります。

●鼻(び)呼吸(こきゅう)と口呼吸(こうこきゅう)はどう違う?
空気中には無数の病原体やごみ、ホコリが混じっていますが、鼻には吸い込んだ空気を浄化し、温度と湿度を適度に保つことで、肺や気管にダメージを与えないようにし、人間の免疫機能を正常に働かせる役割があります。
しかし、口呼吸ではそれが機能せず、汚染された空気がそのまま体の中に入り込むため、様々な病気を引き起こす可能性があるそうです。

2015/10/26
歯の型をとる謎の材料

こんにちは!歯科医師の木原です。
今日の歯の豆知識では、歯の型をとる材料についてお話ししたいと思います。
当院に通っていただいている方は誰しも経験がある、あの歯の型をとるときにおくちの中にいっぱいになる緑色(もしくは白)のむにむにした物体...、あのように歯の型をとる物体のことを印象材といいます。
印象材にはたくさん種類があって、用途によって様々に使い分けられます。
その中でも当院で使用している2種類について今日はご紹介したいと思います。

1つ目は、当院でもよく使用する「アルジネート印象材」です。
コンブなどの海草に含まれるアルギン酸が原料になっており、水と混ぜることによって硬化します。
寸法精度や安定性はいまいちなので、主に歯の形やかみ合わせの状態を観察する時や、被せ物作製時のかみ合わせ側を取る際などに使用します。

2つ目は、「シリコン印象材」です。名前の通りシリコンゴムが原料の材料です。
このシリコン印象材のいいところは非常に寸法精度・安定性に優れているところです。
そのため、高価な被せ物を作るときや、インプラントの型をとるときに使用されます。
また当院ではインビザラインや舌側矯正のブラケットを作製する際に使用します。
いくつかの種類で型をとられた経験がある方もいらっしゃると思いますが、ちゃんと用途によって使い分けているのです。
他の印象材についてはまた機会があれば紹介させていただきますね。

2015/10/21
カリエールという装置の紹介②

こんにちは。歯科医師の木原です。
前回はカリエールという装置を紹介させていただきました。
今回は、そのカリエールの効果について解説します。

それではどのように動いていくのか私の歯の写真で見てみましょう(新人衛生士が撮ってくれました!とっても上手です)。
kariel2.jpg
カリエール装着直後と装着後3ヶ月の写真です。
前歯と犬歯の間に隙間があいているのがわかります。
犬歯が後ろに動いてきたということですね。
犬歯が後ろに動いたということは、カリエールによってつながっている奥歯も動いたということです。写真で見てみると確かに奥歯も動いていますね!
カリエールはゴムを使用しなければまったく意味のない装置なので、装着してから3ヶ月間、毎日毎日ゴムかけを頑張りました!
一日最低20時間は使用しました
一日の変化は微々たるものですが、ゴムを毎日使うことで確実に効果は出るのだなと実感しています。
カリエールから次の治療の段階に進むために、もうしばらくゴムかけを頑張っていこうと思います。
カリエールで治療されている方も、ゴムかけをお願いしている方も、ゴムかけ一緒に頑張りましょうね!!

このカリエールを使用することにより、上下の歯列の前後関係を合わせることが出来るだけでなく、上の奥歯を後方に移動することができるので、歯を並べる隙間を確保することが出来るのです。

2015/10/13
カリエールという装置の紹介①

こんにちは。歯科医師の木原です。
今回はカリエールという装置についてのお話をさせていただきます。
この装置を使用する目的は、上の奥歯を後方に移動し、上下の歯列の前後関係を改善することです。
カリエールという装置は、最近開発された装置で、現在は一般的に使われている装置ではありません。
ですから、この装置を知らない歯科医師も多いので、特殊な装置を言えるでしょう。
当院の患者さんの中では、すでにお使いの方もいらっしゃると思いますが、実は私木原もこの装置を使って矯正中です。
カリエールは、顎間ゴム(エラスティック)の力を利用して、歯を奥に動かす装置です。
歯を奥に動かすことはとても難しいことなのですが、このカリエールという装置を使うとあら不思議!歯を奥に動かすことができます。

ではどのような装置なのか、どのように使うのか見ていきましょう。
kariel.jpg
図はオーソデントラムのHPよりお借りしました。
カリエールは、上図のような太い針金の装置です。
一方の端は犬歯に、もう一方は奥歯(第一大臼歯)に接着します。犬歯側にあるフックと下の奥歯に顎間ゴム(エラスティック)をひっかけ、ゴムの力で上の歯を奥に動かしていきます。ゴムの力で動かすので、ゴムを使わなければまったく意味のない装置です。ゴムはご飯と歯磨き以外、一日中使用します。
次回はカリエールの効果について、説明します。

2015/09/08
だ液の働き

 唾液には、健康に関わるさまざまな働きがあります。
例えば、食べ物の消化を助けたり、味を感じやすくしたりする働きです。
また、お口の中の汚れを洗い流す、食後酸性に傾いたお口の中を中和して、お口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、歯の再石灰化によってむし歯を防ぐなど、さまざまな働きをしています。
 そんなすぐれた働きを持つだ液ですが、なかでもむし歯リスクの高い患者さんに特に有用なのが「刺激性だ液」です。
ものを咀嚼することで分泌される刺激性だ液は、咀嚼しない時の「安静時だ液」に比べると歯の表面の再石灰化を促す「重炭酸塩」という成分が20倍も多く含まれています。
そこで、刺激性だ液を増やすためにガムを噛むことがおすすめです!

<ガムの選び方>
歯に良い成分が入っているものを選ぶのがポイントです。
①POs-Ca(水溶性カルシウム)...だ液に溶けやすく、歯の内部まで染み込みやすいので、歯を丈夫で健康にする働きがあります。
②フッ素(緑茶エキス)...一般の緑茶にはたくさんフッ素が含まれています。緑茶エキスは、ポリフェノールを低減してフッ素が唾液に溶けやすいように工夫された素材です。
➂キシリトール...お砂糖と同じくらいの甘味があるためだ液が出やすいことと、むし歯菌が、むし歯の原因になる酸を作り出せないため、むし歯の発生や進行を防ぐという特徴があります。当院ではキシリトール100%のガムを販売しております。装置にくっつきにくいので、矯正治療中の方も安心してお召し上がりいただけます。

<食べるタイミングは?>
毎食後のお口の中が酸性に傾いている時や、食後に歯磨きができない時がおすすめです。

<こんな方におすすめ!>
・だ液量の少ない方(内服薬やストレス、噛む習慣の減少している方)
・だ液緩衝能が弱い方(むし歯の多い方)
・間食が多い、不規則な食生活の方
・スポーツ飲料や健康酢飲料をよく飲む方

お食事でよく噛むことはもちろんですが、ガムで刺激性だ液を増やしてみてくださいね!
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